>>38「むう……現実を突きつけないでよバカ結城」 時臣の様子に見惚れてしまいつつも、頬をふくらませる。「じゃあ私はトマトとバジルのフレッシュパスタで」 彩芽は自分も決めると店員を呼んで注文する。注文を受けて店員が去ると、時臣の方へ他の客の視線が集まっていた。「ほんと人気ね。妬いちゃうわ」 つい本音をこぼしてしまいながらも少し不機嫌そうにしていた。