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>>82
「……もう、私に頭下げるのとかやめてよ調子狂う」
　彩芽は土下座され経緯を聞いて驚くが、特に責めることなくお茶を飲む。
「というかなんで自責の念感じてるんだか。昏睡させられたのは私が油断してたからだし。だいたい私がアンタ連れて行かなかったら一人で行って同じことなってたし」
　解決しただけ良好良好、と彩芽は時臣の前まで来ると頬を引っ張って気にしていない旨を伝える。