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>>98
「っ……セリオスの護衛を舐めるな猿が！」
　女性の護衛は不愉快そうな顔をして言うとナイフを叩き落として大和に強い蹴りを入れたあと彼を組み伏せる。
「は、橋田さん！　そんなことしなくていいですからっ」
「お嬢様は黙って守られててください！　清楚で可憐なお嬢様に寄付くうじ虫が。我々の大切な宝を汚すな」
　雪は交戦すると状況が悪化してしまう、と焦る。しかし彼女に橋田と呼ばれた女性は雪を重宝しているのかそういい、他の護衛の男たちもそれに賛同して大和に銃を向けた。