>>38奏弥「ええ、出しますよ」 相手の反応にくすりと笑いながらも、通り過ぎた店には目もくれず相手の横を着いて歩く。1歩ホテル街に足を踏み入れればそこは奏弥にとっては見慣れた街並みだ。どこを選ぶのかな、なんて思いながらも、ちらりと空いての横顔を盗み見て。