>>44奏弥「あ、はい」 まだ奏弥も入ったことの無いホテルに足を踏み入れれば、相手にバレない程度に視線を動かして内装を観察する。というより、彼はどういう感じが好みなのだろうか。普段であればホテルに来るまでの道のりで探るが今回はそれが出来なかったため、右から左へと聞き流していた兄の話を思い出し始めて。