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>>8／宵さん

良太「…、あっはは。まさか、××の正体が妹ちゃんだったなんてね」

もし単なる人違いであれば、告げられた名前に何かしらの特別な反応を示すことはないはずだ。しかし、相手が発した言葉から察するに、探し人は彼女で間違いないだろう。
普段通りの笑みを口元に作りつつ、意外だと言わんばかりの声でそう言っては相手の顔にちらりと視線だけ向ける。「……相手が俺で嫌、って感じの顔してんね」と、クスッと小さくからかいを含んだ笑いをこぼし