>>281言われるままにスマホを覗く。翼がぶわっと広がって一瞬驚いた顔をするが次第に、とろんとした瞳になる。「……あ、れ?おれ、なんか」どきどきする、と小さく呟いて心臓を押さえる。レイの言葉にぼんやりと頷いて。「やだ……いかないで」去っていくレイに思わずそう口にしてしまってから、自分が口にした内容に気付いて。困ったような表情で自分の口を手でふさぐ。