大人なりきり掲示板
- Re: 【BL】化け物の生贄になった話2【1対1、募集中】 ( No.306 )
- 日時: 2022/01/01 17:34
- 名前: あんず (ID: JbG8aaI6)
>>304
嬉しそうに誇った顔をする彼女の顔にクスッと笑みが溢れる。当初は余裕のある大人な女性とばかり思っていたが、実はそうでもないらしい。案外子供の様な姿を見せる梅さんはとても可愛らしかった。しかし治療をする手はいつの間にか凪紗へと変わっていて、突然の選手交代に目を丸くさせるが、梅の口ぶりからするに普段からこうなのだろう。"鬼に金棒"と正にその通りの言葉に笑えば良いのか正直困ったが、特に何もなく治療は再開された。先程は驚きで痛みを感じなかったが、またもう一度指に着いた薬が傷に触れると、ピリッとくすぐったい様な感覚が走る。声を上げる様なものではなかったが、塗られる度にピクッと体が震えてしまう。暫くして傷が無くなると、全身が誰にも踏まれることのない新雪の様な白さに戻る。
憂斗「いえ、大丈夫です…塗ってくれて、ありがとうございます」
浅く頭を下げた後、無防備な柔らかい笑みを見せる。最初こそ強張った顔をしていたが、今はもう気を許していて自覚はないが今が幸せなのか周りに花を散らしている。脱げてはだけだ身なりを整え、白い肌を隠すと体の向きを凪紗の方から梅の方へ向け改めて頭を下げる。そしてふわりと笑った後に、「梅さんも、ありがとうございます」と礼をする。元々生贄に捧げられる前に身を清めさせられたが、これで純に綺麗な状態になれた。もう食べられても悔いはないし、恥ずかしくもない。きっと今夜でこの命は終わりを告げるだろうが、この優しい人達に貪られるのなら本望だ。夢見心地の様に目を細める。
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