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Re: 【BL】化け物の生贄になった話2【1対1、募集中】 ( No.310 )
日時: 2022/01/01 22:45
名前: あんず (ID: JbG8aaI6)

>>307

頭を撫でたり肩を抱き寄せてきたりと、この人はスキンシップが好きなのだろうか。今までこうやって触れられてこなかったのもあるが、造形の整った美しい顔が近くにあるのを認識する度ドキドキとしてしまう。顔は極力赤くならない様には意識しているから、バレてはいないと思う…思いたい。それにしても先程梅と何か話していたが、何だろう。部外者には分からない合図に少しモヤモヤとするが、そんなことより気になるのはあの小瓶だ。中には鮮やかな紫色の液体が入っていて、ひどく興味をそそられる。余談だが、この日本において紫という色を視認すると連鎖的に"毒"を思い浮かぶ者が多い。外の国では緑色が毒の色とされているらしいが、その境界線はどの様に引かれたのだろうか。

憂斗「あ、はい…!」

しかしそう思案しているのも束の間背中をトンと押され、また梅とは違った美しさを持つ女性の鬼と再び顔を合わせる。この館にいたら美しい物を見るのに慣れてしまいそうだ、多分ならないが。凪紗と梅と別れ、またお琴との二人歩きになるが、"お部屋"とは一体誰の部屋だろう。生贄を置いておく部屋なのか、それとも凪紗の部屋に直接入ってそのまま食べられるのか、考えれば色んな可能性が出てくる。だが着くまでは分からないので、特に頭を悩ませることもなく黙ってお琴の後ろをついて行く。