大人なりきり掲示板

Re: 【BL】化け物の生贄になった話2【1対1、募集中】 ( No.324 )
日時: 2022/01/03 01:17
名前: あんず (ID: eldbtQ7Y)

>>320

食べにくいという言葉に申し訳なさが積もり、もしかして意外と加虐的で泣いたり喚いたりする方が食欲が増すのだろうかと考える。どうしよう、それはまずいことをしてしまったかもしれない。どう挽回しようか考えあぐねていると、突然目の前で先程の小瓶を傾け、綺麗な液体を口の中に流し込んでいた。驚いて何をしているのかと問いかける前に、ふと自分の口元に指が入り込み強制的に口が開かれる。憂斗はそこまで愚かな頭をしている訳ではなかった為、相手が何をしようとしているのかすぐに理解をした。しかし、それに対しての反応はとうに遅く、唇が重ねられる。

憂斗「んッ、ふ……!………、ッ、はぁ、!」

こくりと喉が上下する音が聞こえた。いとも簡単に液体を飲まされてしまった。驚愕と焦りで相手の胸を押し、唇を離すも液体はとうに腹の中へと姿をくらましてしまった。けほ、と小さな咳をして呼吸を整えると、信じられないと言いたげな顔で凪紗を見つめる。飲んだ後の数秒は特に変化はなかったが、スイッチを入れた様にどくりと心臓が波打った。

「……、?なに、を飲ませたんです、か…ッ」

火をつけた様に、だんだん体の芯が熱くなっていくのを感じる。どうしようもないこの感覚から逃げ出したくて、どうにかこの熱を外に出したくて本能的に鼻呼吸から口呼吸に変わり、はぁと熱がこもった息を吐く。憂斗の体は薬などに弱く直ぐに影響を受けがちな体質を持っていたが、この人生で知る由もなかった為本人自身自覚がなかった。だが飲まされたものが一体どういうものか薄々勘づき始めて、確信を持たせるために深く息継ぎをしながら問いかける。首や脇、額などの汗が出てきやすい部分はうっすらと水気があり真っ白な肌も茹でた様に赤みが増している。カタカタと震えそうな体を自分の両腕で抱き締め、苦しさで潤み出した目で見つめる。