将軍様「うっ……し、仕方ないわね。じゃあそこに行きましょ」 イリアはこれ以上反抗すると嫌がられかねないと思って素直に受け入れる。 先程の願いの代わりのご褒美のことを考えるが、最悪は親に頼めばなんとかしてもらえるので安心する。もしくはただの日常での口約束なので親が口添えすれば何事もなかったことにできる。「隆臣は甘い物、苦手じゃない?」 先程までの攻防とは関係なく、自分の行きたい場所に相手が適しているか最後に気遣っていた。