科月「そうですか。………………つーか、この部屋クソ暑いんすけど。牧野さんに使う電気代なんてないっすよ」今から送ろうとしていた、と言う彼に端的に返し、室内の温度に気付けば、暖房を止めて。___氷室「行きます……。」行くこと前提に尋ねられ、パーカーのフードを被った相手をチラリ、横目に見遣れば先程掛けられた彼のジャケットを頭上へ移し、ぐいっと上から手で押さえて。