科月「帰ってくれても俺は構わないんですけどね。」不服そうな顔を浮かべる彼に寒いなら帰れば良いじゃないすか、と言いたげに告げ、お泊まりの話題に「鍵取り上げてもいっすよ」と毎晩同じ部屋で寝息聞かされる身にもなれよ、と思いジロ…と見遣りながら、手厳しい返しをして。___氷室「お邪魔します…。」手を握られた事に然程抵抗せず、大人しく連れられるままに着いて行き。室内に入れば「此れ、返します」と雨よけに使った相手のジャケットを返して。