「はぁ…さっぱりした」タオルで身体を拭き、先程とは違う薄緑色のシフォンスカートに桜色のブラウスを着て、髪を乾かし整える。上着はどうしようかと悩んだのだが、別素材の白いカーディガンを身につける事にした。最後に薄く化粧をすると、廊下に向かう。「あ、でも、まだ早いかしら」彼がどれくらいお風呂に時間を取るのか知らなかったため、僅かに歩を止めた。しかし料理の合間に入るというのなら、それほど時間はかけないはず。そう思い、再び玄関に向かい靴を履いた。