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自分の部屋に戻り、玄関の扉を閉めて扉に寄り掛かる。
「一緒に遊びになんて、いえ、きっとそんなわけじゃないわよね」
彼と明日出掛ける事に、まるでデートみたいだな等と思うが、それは自分が意識し過ぎているだけだろうと小さく首を横に振り溜め息をつく。
今日は何だか変な事を思ってしまう日だ。
食器を洗っている際も先程誘われた時も、昨日知り合ったばかりの彼に恋愛感情を抱いてしまうなんて…。
「それはまあ、神崎さんは素敵だし、恋人とかになれたら素敵だろうけど」
廊下を歩き、寝室に向かう。そして明日着ていく服装を選ぶ。
そのまま一時間程、クローゼットの前で衣服を取り出しては悩み続ける。