店内を見ながら歩いていると、ストラップ売り場で足が止まる。ストラップには青い蛍石が飾られており、もイルカや海亀の硝子のモチーフがついていた。アクセサリーは好みもあるだろうし、恋人でもないのに贈るのは良くないだろう。ぬいぐるみも、彼は好まないかもしれないなと思い、青と白のイルカキーホルダーを一つずつ手に取った。「少し、待っていてもらって良いですか?」彼に一言告げ、カウンターの方へと歩を進める。