定食屋で食事を終え、スーパーの場所を教えて貰い買い物を終えると、時刻はすっかり夜になっていた。「お店、色々教えてくれて助かりました」両手にスーパーの袋を持ち歩いていると、マンションの入口が見えてきた。両手の袋には日用品と食材が入っており、重さはほどほどといったところだろうか。スーパーの品物は質も値段も手頃で、秋梨は気がつけば彼に微笑む事も増えていた。