「外、ですか…?」惚けた思考の中で『なぜ外に?』という疑問が浮かぶ。だが深く考えるには幾度もイカされた余韻のせいで思考は働かない。言われるがままに、裸の身体に渡された丈の短いコートを着てみる。「あの、これ丈が…」恥じらいで頬を真っ赤にしながらコートの前を押さえ、彼に上目遣いで見つめ呟く。