「あの…あの、人が…」夜の薄暗闇の中、彼の隣を歩く。恋人繋ぎで手を繋いでくれる温もりは嬉しいのだが、もう片手は丈の短いコートの前を押さえるので必死になってしまう。時折人々が通り過ぎる際には彼との距離を詰めて、コートを押さえる手にも力がはいってしまう。恥ずかしい、なのになぜか秘部はほんのりと蜜に濡れてしまう。