にやにやと愉しげに命令する彼に、怒りと苦悶が心に蠢く。「私の好きなもの、ねぇ。わかったわ」悩んだ末、彼の顔を上目遣いで微笑む。「貴方の好きな物が私の好きな物よ。だから、貴方の好きな物を買いましょう?」ここで断って動画を流されても困るので、意趣返しのように爽やかな笑顔で告げる。