「面倒な人」ため息を一つ吐くと、財布等を入れた鞄と紺色のブラウスを手に玄関に向かう。『貴方、私が日常生活に支障が出たら、脅す意味がないのわかっているの?今日は食材や日用品とかの消耗品の買い物や、家の事で忙しいのよ。私がまともな食事を摂れなくなったり、会社に行けなくなったら、貴方が脅そうが脅すまいが私は生きていけないのよ?同じ生きれない状態ならどちらを取るか明白でしょう?』長文のメールを送るとカーディガンを羽織り、近所のスーパーへと急いだ。