>>176「あっ…これは、恥ずかしくて…」胸の尖りをに触れられると僅かに甘い声が溢れたが、言い訳にもならない事を呟く。ベールを被り素顔が薄く隠れると、縄を引かれ共に城下へと歩き始める。覚束無い足取りと人の気配が無いか不安に思いながら歩く遊歩道は、不安だというのに何故か身体に欲の熱を覚えるものがあった。