>>192「っ…!?」彼の囁きに再び頬が薄紅に染まるが、気のせいだと誤魔化し店を出る。「やりたい事?良いけれど、流石には肌寒くなってきたわ。早く戻りましょう」店を出て城下を歩き屋敷が見えてきた頃には夜も深くなりつつあった。晩夏とはいえ、深夜に薄手の衣だけではやはり身体が冷えると思いつつ隣を歩く。