>>44「来客が来た際は食事の用意をお願いする事もあるけれど、基本は私と貴方の食事で充分よ」玄関ホール前の二階に続く階段をゆっくりと上り、ディートリヒに使わせる予定の客室のへと歩を進めていく。「ああ、二階の左奥の三部屋は許可なく入らないでね。奥から私の寝室、書室、書庫となっているから、触られては困る品もあるのよ」階段を上り右側の廊下を進み、客室に向かいつつ告げる。