「アルベルト・ジェラルド…。愛しい女性を拐って拘束するなんて、随分悪趣味ね」連れられた部屋に入ると目隠しと口の布を外され、毛嫌いしていた男性との対面となった。拘束がなければ彼の頬を平手打ちしたいところだが、そうも出来ない事に悔やんだ。