「けれど、いずれは知られるのでしょう?それとも、貴方が満足したら解放してくれるのですか?」拐い奴隷に落とした女性を解放してくれる。そんなつもりなのだろうかと冷笑を浮かべ、問いを重ねる。ディートリヒが気づきいずれ迎えに来てくれる事も、隙を見て逃げ出す算段も無いわけではないが、それを隠す器量ぐらいはあった。