「あれはその、新城様との夜以降、他の殿方様と酒の席にて酌をしても興が乗らなくなりまして。お店に来てくださる殿方様達には申し訳無く思いますが、気の乗らぬままでは察せられた時に気を害される事もありましょうと思っての事です」抱きしめ問われると心音が高鳴り、頬を薄紅に染め言葉に迷いの色を見せた。