「もう少し慣らさなくては、激しくなど出来ませんよ」欲の熱に潤んだ瞳を細め、妖艶に微笑み玩具をねっとりと動かし続ける。なかは充分に蕩け水音を立てており、椿の心にも余裕が少し出来ていたが、激しくすれば快楽の感覚は強くなるものだ。すぐにイってしまうだろうし、或いは早々に潮も吹きかねない。そうなれば身体の疲れも濃いだろうと考え、敢えて時を粘っていた。