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Re: 花籠に落ちる夢(将軍様と一対一) ( No.38 )
日時: 2022/04/12 00:43
名前: 白楼雪 (ID: ZaRDEJta)


「わかりました」
彼の言葉に頷き、静かに隣で時折酒をお猪口に注ぐ。
それほど残りのなかった日本酒は、すぐになくなるだろう。
何時もならば客を酔わせ小話を交わし付き合いを終える事も多いのだが、ここは遊廓。
奥の間には四畳半程の夜伽の部屋もあり、其所には小窓と灯籠一つ。蒲団が一つに枕は二つ。障子との間に小さな屏風が一つ置かれている。
どうしたものかと言う思いは表情仕草には見せず、彼の隣で徳利を手に思う。