「失うものの無い身だもの。所詮花魁なんて、使い捨ての商品よ」そう、失うもの等ない。小桜の未来は椿が出来る物事等少なく、新城の事は、彼は客であり叶わぬ思いなのだ。それらを思えば失うものは無いと同義だと、裸体を露にしながら彼等の連れるままに歩く。