大人なりきり掲示板
- Re: 花籠に落ちる夢(将軍様と一対一) ( No.8 )
- 日時: 2022/04/10 10:15
- 名前: 白楼雪 (ID: ZaRDEJta)
素敵なプロフをありがとうございます。
不備も見られませんので始めさせて戴こうと思います。
夜の遊廓は別名花街と呼ばれるだけあり、夜闇に灯る灯籠の灯り。道すがら擦れ違う人々の群れ。大棚小棚の客寄せに座る花の格子越しの手招きと、実に華やかなものである。
その中の大棚の一つである、敷居の高い店の二階。椿にあてられた個室にて、彼女は障子窓を開け晩夏の夜風に触れていた。
「今宵は客寄せ役も休みとはいえ、退屈な夜というのもねぇ」
店の看板の一人とはいえ、時には客寄せの席にもつく。
だが普段の椿は客に媚びる必要は無く、客が足しげく椿に会いに来るのが常だった。
昨夜は二人程客を相手したが、結局酒の席につくに留め終わり、その分今日はこうしてゆるりと客を眺めていたのだった。
PR