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了解しました。



何処の国にも、街にもそれは存在していた。
限り無く灰色。或いは黒い物も扱われるオークション。
その夜もとある街の地下にある中規模ホールで、闇オークションなるものが開かれていた。
「落札決まりました!この宝石の原石はそちらの貴婦人の物となります!」
ホール中央には小太りの中年男性の司会と、手伝いの容姿が整ったバニーガールが数人。オークションを盛り上げていた。
このオークションは秘密利に行われている小規模な者で、観客は何れも顔を隠していたが、皆競る金額は途方もない額だった。
「来い。さっさと歩け」
次に出される品物として、両手を鎖で繋がれていたその娘は舞台袖に待機させられていた。