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「少々お待ちを」
係の者が再びバニーガールに耳打ちすると部屋を出て、数分後扉をノックする音が聞こえた。
「ご用意いたしました」
扉を開け入ってきたのは屈強な男性と、その男性が持つ鎖に引き摺られ連れられてきたみすぼらしく顔を伏せた女性だった。
女性の服は薄汚れた元は白かったであろう、所々破れたワンピース。そこから覗く肌は痛々しい程に鞭で打たれた生傷と蝋で焼けたのであろう傷痕が目立っていた。
呼吸も浅く、声を発する気力も見えなかったが、それらを抜きにすれば容姿は悪くなかった。
「では、少しばかり鞭を」
調教師は鞭を受け取ると、伏せ動く気力のない女性の背中を、容赦なく打ち付けた。
「っ…!…ぅ…」
数発鞭をしならせ、いれるが女性の反応は薄かった。