「ありがとうございます、ご主人様。行くぞ、早く来い」従者達は菖蒲の両腕を掴み、落ちた玩具も回収して菖蒲を連れていく。連れられていく際、主の命令に答えるように菖蒲は瞳を潤ませ微笑んでいた。「食堂に参りましょう、ご主人様」頭を撫でる主に微笑み、もう菖蒲に興味はないという表情で食堂へと主を誘う。