「え、あっ…甘い」頭を撫でられそうになると一瞬瞳を強く閉じ怯えた反応を見せる。けれど触れた手の優しさに、安堵の吐息を溢した更に口にチョコを一ついれられると一瞬驚くが、口の中で蕩ける甘い味わいに懐かしさと幸福を感じ、初めて鷹司の前で口元に僅かな微笑みを浮かべた。