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「はい、失礼します」
食堂にたどり着き、席を指定されるとその席に座った。
昆布出汁の薄い色づいた湯に浸かる湯豆腐と薬味の色合い。揚げ出し豆腐に添えられた葱と生姜に餡掛けの艶や。うずみ豆腐の白味噌の香りが実に食欲をそそる豆腐懐石に、警戒心は更に解け、瞳に生気が滲み口元には微笑が浮かんでいた。



うずみ豆腐、初めて知りました。京都料理なのですね。
狐の方のがに股も最初わからず、どちらも調べて「これはこう言う、この動作はこう」と、日々知らぬ事を知れて嬉しく思っています。