大人なりきり掲示板
- Re: 彼岸花の咲く頃に【1対1/BL,NL/募集中】 ( No.342 )
- 日時: 2024/10/28 22:41
- 名前: 柘榴飴 (ID: SG60l.ki)
>>288>>298
「ふ、ふーん……ふーんっ!」
頭に乗る微々たる重さ。それを今度は、はたき落とすことはしなかった。できなかった、と言うべきか。
触れられているだけで、ふわふわと脳が溶けていくような。自分ではなくなっていくようで怖かった。いつもならばすぐにその元凶から逃げ出すか、排除していた。だが今、怖いと思う対象こそ、自身が一番安心できる場所なのだ。
せめてものプライドで放った相槌は生意気な悪戯っ子のようなれど。しかしその声色は砂糖菓子のように甘く、いつもは鋭い目つきも蜂蜜の様に溶けていた。
ここはもう安心だ。怖いものがあっても、この人がいる。この人なら、この人ならばきっと俺の事だって――
トロトロに溶けたキティの耳だが、主人の声は聞き逃さない。
「あ?きずぅ?……あぁ、これか。べつに、アンタが気にする事じゃねぇよ」
言いたくは無かった。別に、怒りも悲しみもない。ちゃちなプライドが邪魔をしているだけだ。
今でこそ一騎当千の実力を手に入れたが、まるで此処で終わってくれた方が助かる、という向こう側の声が聞こえてくるくらいに多くの戦場に連れまわされたのだ。いくらだって傷の付きようはある。
このどれも、自身の弱さの証だったから。言いたくは無かったけど「……聞きてぇの?」先ほどのご機嫌な表情は何処へやら、むすっと(無意識に)頬を膨らませてして問いかける。
(/ありがとうございます!ミーシャくん×キティが、本当に大好きすぎてこれは5回くらい××××してるの見届けないと死ねないってくらいにお気に入りだったので嬉しいです〜〜〜!泣
改めて、よろしくお願いします!)
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