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>>390

「五月蝿いですね、貴方にそれを言う権利があるとお思いで？ねぇ、そんなもの貴方に有る訳が無いでしょう？」

情けなく喚く様を冷めた眼差しで見遣ると低く冷たい声色で淡々と述べ、それから逃げられない様にと両足にナイフを突き刺すも悲鳴さえも上げさせるつもりが無いらしく顔を掴んではナイフを抜き、何処からかロープを取り出し手際良く縛り｢さて行きましょうか、赦されざる罪を犯した愚かな罪人｣と言えば髪を無造作に掴み引き摺っては教会の外へと行き教会からも孤児院からも離れた所で悪魔狩りに火を付け暫くは眺めるも興味が失せたのかそのまま放置すると教会へと戻り。戻って来たあとは何事も無かったかの様に他の者達に向き直り｢さて、迷えるお方々、もう暫くお待ち下さい｣と言い、｢シリウス様〜…終わりましたので手当てをしましょう｣と救急箱を抱えながらもオロオロと姿を消した相手へと呼び掛けて。


信仰対象で一目惚れをした相手ですからね、そうじゃない悪魔であればきっとここまで過激じゃな………いや、多少は過激かも知れない。