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>>392

「…分かりました、シリウス様がお戻りになられるまでお待ちしてますね」

姿が現れると安堵の表情を浮かべ近寄り、手当てをする為に汚れた手袋を外していると自身が仕事をしている間一旦帰ると、夜には戻って来ると言われ、こっちの世界で居るよりも治りが早いのだろうと察するとその間寂しく思うも療養の方が大事だと割り切り、医療用具を救急箱から取り出し乍も小さく頷いては分かりましたと、相手が戻るまで待つと述べ、火傷をした箇所を手当して。


そうなんですよ、これはほんとに相手が悪過ぎたんですよね。ただでさえ相性も悪いのに、相手は盲目的な程に悪魔を崇拝している崇拝者ですからね、手を出した時点でどの道勝ち目は無かったんじゃ無いかな、とすら思ってます。