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>>146
>将軍様

「ほーら、来なさい。これが欲しいでしょう」
茶トラの猫に嬉しそうな視線を向け、アリスはゆらゆらと猫じゃらしを振り続ける。
「やったわ。さあ、撫でさせ…あっ!もう」
茶トラが揺れる猫じゃらしに飛び掛かり、猫じゃらしに噛み引っ張る。
それを好機とアリスが茶トラの頭を撫でようと手を伸ばすと、茶トラは警戒して猫じゃらしを離し逃げてしまった。


>>147
>愛様

「傷は、目立たないな。そうだ、治療には幾らかかった?手持ちで足りれば良いのだが」
鞄から財布を取り出し、足りなければ鞄奥の数束の紙幣も必要だろうかと考えながら問う。