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>>40
>グレア様

青年の言葉に五階の釦を押すと、瞳を細める。
「少し湿気っているが、マシにはなるだろう。暇な時に302号室のドアノブにでも掛けて置いてくれ」
一つ溜め息を小さく吐くと、濃灰色の上着を脱ぎ、青年の肩に掛けてやる。
するとちょうど三階のフロアに着いた。

>>41
>愛様

>笹崎
「店は、ここからだと少し遠いな。知人か君の家は近くか?」
カフェオレを手に苦笑する青年に、近くに休める所はないのか問う。
もしないのであれば、傘を譲るか途中まで送るか、新たな案を考えようと思っていた。

>林原
「家ですか?そうですね、家はこの近くのマンションなんですけど数分掛かりますから、面倒ではありませんか?」
咄嗟に告げられた言葉に抵抗もなく、だが彼の時間を無駄に使わせてしまわないだろうかと考え、困惑の笑みを浮かべる。