15歳以上向け小説投稿サイト「大人小説☆カキコ」。超本格派から秘め事・過激な小説まで！

>>57
>愛様

>笹崎
「雑貨屋巡りが好きならこれを。平日の昼頃なら殆どいるから、サービスするよ」
雑貨屋巡りが趣味という青年に、スーツの上着ポケットから名刺入れを取り出し一枚の名刺を渡す。
そこには『雑貨屋紫陽花庵』と書かれた店名と店の住所、ホームページや電話番号。
それと『笹崎春彦』という名前が書かれていた。
「あそこって、なんだ、同じマンションだったのか」
アイドルやモデルと聞き、おそらく何かの雑誌で青年を見て、その為どこかで見かけた気がしたのだろう。
そう思いながらマンションの一階フロアに近づく。

>林原
「はい、ありがとうございました」
居を構えている401号室の郵便箱から郵便物を手に、彼に小さく会釈をする。
オートロックを開けると、エレベーターホールにてエレベーターを待つ。

>>58
>グレア様

「風呂が沸くまでもう少し掛かる。今着替えを用意するが、サイズが合うだろうか」
白いバスタオルを手にリビングに戻ると話し掛け、リビングから通じる二つの扉のうち寝室に繋がっている扉を開けてクローゼットを漁った。
クローゼット内はスーツとワイシャツ、サマーセーター等が主だったが、少し前に自身の勤める雑貨屋で買ったワインレッドのチエック柄ネルシャツと合わせて買うように促された黒のTシャツが見つかり、一先ずこれで良いかと思いリビングに戻る。