>リン道に迷ったという青年の様子に、教会の表扉へと視線を向ける。「街の方から来られたのでしたら、良ければ休息して行かれませんか?庭で取れたハーブのお茶をご用意しますよ」再び青年へと視線を向け微笑むと、その際に話も聞くと匂わせる。>ケント心地好い清められた空気。柔らかな背の感触。それらの聖気に触れたおかげか、トゥリの意識が薄く戻る。「ここ…は」飛行と追放の影響で過度な疲労が溜まっているのだろう。ゆっくりと薄く瞳を開くと、掠れた声で呟く。