>>208じっと見つめられれば、思わず目を反らしてしまう。「さわって…、ほしい。ナモミがいるって感じたい……、ナモミがおれのこと…いやになるまで、側にいて?」頭が回んなくて、口にしてしまえばぽろぽろと言葉が溢れる。未来ある弟分たちを縛るような自分の願いに相変わらず嫌になって、繋いだ手をギュッと握る。