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>>111

＿サキ

ん…ありがとう。
(アイスを受け取るとお礼を述べて。果汁や着色料等で色の付いていない透明なアイスの中に閉じ込められた中身に綺麗だと思い乍も溶けてしまう前に食べてしまおうと、1口食べるとレモンの爽やかな風味が広がって。シャリシャリと、少しずつ食べ進め、逆上せて火照った身体を徐々にクールダウンさせて。)


＿クオン

んー…暗いなぁ。
(向こう側を覗き見る様に目を凝らすも薄暗い部屋にそう呟いて。聞きたい事は沢山あり、早く誰か来ないかなと思い乍も液体の中を揺蕩いていると職員らしき人物の姿が視界に映って。正面へと向いては座り込んだらしい相手の方へと顔を向け、見た事無い人だなぁと、記憶を巡らせ乍も白目の様な透き通った白銀の瞳で相手を見詰めて。袖に隠れてるであろう手を振る仕草に振り返し乍も、相手におはようと言われると見た目に反して明るい声色で挨拶を返して。被検体と、そう言われてもまるで普通だとばかりに気にする様子は無くて。)
おはようございます！



いえいえ、大丈夫ですよ。