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>>237 【　サキ　】＃ヴァロ

一人にし過ぎてごめん！
（あれから、職員の誰かが培養槽のある空間へ訪れ姿を現す事はなく。時間は過ぎ去り、翌日。──はぁ、はぁ、と息急き切って彼の待つ空間へ駆け込むと、相手を前に肩を上下させ。ガラスを開けば段差のある槽へ乗り込み、彼の寂しかったであろう感情を紛らわすよう、ぎゅっと抱きしめ。恐らく依然、変わらず花食症のまま四ツ耳と合併症に似た感じである。其れ故、彼の食用花を採取しようとコンサバトリーへ行く事を持ち掛けて。）
今からキミの食べる花を採取しにコンサバトリーへ行こう。

【　クオン　】＃ベール

ヴァロさんも、聞いてきっと喜ぶ。ん…召し上がれ。ど、どう？
（彼は直接感想を伝える事が出来ないのを残念がるも、ちゃんと伝えておくよと頷き承諾し。彼が口にする様子を見守り、今食べている具材は何だろうか。嫌いなおかずでなければいいけど。歪な形の置き残してきた試作品を、いつもはサプリメントで済ましている自らが後で食べておかないと、と頭の片隅で思い。口に合うか、自身が選り取りしたおかずの味も気に入ってくれるだろうか、おずおずと口を開き小首を傾けながら恐々、問い掛けて。）