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>>258

＿サキ

(部屋に戻ろうかと言われ、上機嫌な相手に引き連れられる形で相手の部屋まで付いて行き、部屋に上がれば相手に準備してくると、クッキーに使う分を残していれば後は好きなだけ食べて良いと言われると返事を返し、相手が準備をしている間、摘んだ青い花を1つ取るとパクリと食べて。ほんのりと口内で広がる花の香りを感じ乍もﾓｸﾞﾓｸﾞと咀嚼し、飲み込めばまた別の色の花を取り口に含み食べて。)
ん…分かった。


＿クオン

そうですね。私の様に幼少期から居ればまだ良かったんでしょうけど、その方はそう言う訳では無かったので余計負荷が掛かったんでしょうね。最後は廃人と化してしまいましたから。
(自分は物心着く前から既に其処に居た為それが当然だと、当たり前だと思っていた為、自分の様に幼少期から居ればまだ良かっただろうと、そうすれば余計な負荷が掛かる事は無かっただろうと思い乍言い、最終的には廃人と化してしまったと言って。図星であったのか分かるの？と目を瞠る相手に小さく頷き、効率重視で不要だと捨てた人が居ると、ただその人も同じ存在であり、恐怖を無くす為にその人にとっては必要だったのだろうと呟いて。次に続いた言葉に頬を緩ませる様子に嬉しそうと思い乍、微笑みそうだと思うと告げて。)
はい。効率を重視して感情は要らないと、自ら捨てた方が居ますので。でも、その方も私と同じ存在でしたから、実験の恐怖から逃れると言う意味では或る意味必要な事、だったんでしょうね。ふふ、きっとそうだと思いますよ！