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>>286 【　サキ　】＃ヴァロ

俺の身はいいから！こっちに来ちゃ駄目なんだ、お願いだよ。──監禁する事になっても良い？良いなら、俺の部屋で鍵閉めたら待機してて。元気な体で戻って来るから。
（俺の亡骸は見なくてもいいから。例え死んだとしても如何なるか知っているので、だが其れは無に還る事と一緒だ。遠ざけようとしたのに、駆け寄って来られ一生懸命に止血をしてくれる彼、其れへ想いが通じた若しくは通じ合っているのか判らないまま逝くのはなぁ…と。レドは呆気に取られ。極端過ぎな職務に忠実のレドとは相性が悪く。被検体を今回は特に庇い、職務を全うしねぇし前々からいけ好かなかった。と云うのがレドの内情。怒を表しているのだろう、髪の一部分の色が変わったのを目にすれば、嘗ての被検体に感情で髪色が変わるのは一度だけ見た事あり、あぁ、若しかして怒ってくれているのか、朦朧とする意識の中で生きれる希望へと渇望に思い直し、待機させようとコソッと耳打ちする。職員に身の危険が及べば、何かの仕組みで報されるようになっており、バタバタとリーフォにもう一人の職員が駆け込んで来ればリーフォはサキヘ離れるよう声を掛け、シェルピンク髪の方がヴァロを背負い、救済措置に緊急処置室で集中治療を受けさせる為、運び込まれようとして。）

【　クオン　】＃ベール

おはよう、クオン。一昨日ぶりだね。今日は実験を受けて貰う日なんだけれど、聞かされてるかな。
（今回は紙を挟んだバインダーを片腕に抱え、其の状態で本日実験を受ける予定の被検体を目前に迎える。挨拶をし、実験が控えている事を聞かされていたかな、と言葉を交わそうとして。彼が望む成果の表れが出たら良いんだけど、と思い述べつつ声を掛け。）
君の希望する効果だと良いね、準備はいい？