>>306 【 サキ 】#ケリル
ん、目が覚めたんだ。おはよう、被験体。
(特に感情を揺らすこともなく部屋の内部に足を踏み入れて、培養槽へ歩み寄る。モニターが示す情報から、既に被験体の意識が覚醒していることは察していた。であるならば、与えられた内容を忠実に実行するのみ。それとは別に前々からその瞳や傷はあれど色白で細身な肢体の美しさに視線を奪い、少々触れてみたいという邪な欲がないでもなかったが、職務の前では詮無き事である。視線が此方に向いたとするならば小脇に抱えたバインダーを振って、敵意がないことを示そうか。表情はあまり変化しないものの、微かに緩めた目元からもその意志は伝わってくれるだろうか。胸ポケットに差したペンを取り出し、バインダーに挟んだ紙に先を触れさせる。同時に出来上がっていくのは目を凝らし覗き込んだなら見えるフォークとナイフの小さな絵。落書きは無意識的なのか、まるで何事もなかったかのように抱え直すと、改めて彼の方に視線を向けて。)さて、聞きたいことはいろいろあるだろうけど、まずは健康を確かめさせてもらうよ。どこか違和感を覚えるところはあるかな。
【 クオン 】#ベール
ふふ、少しって事はもしかして昨日ネルさんの用意した料理は、量の多い食事だった?ん、分かった、鮭ね。ついでにツナマヨも握ってくるのはどうかな?サイズは一口サイズで。
(少し、と云う単語を拾いやや可笑し気に声音へ笑みを含ませながらネルの事だからと、問い掛けて。彼の為に食事を用意するのは一つの楽しみにもなっている。きっと食べさせる被検体相手が彼でなければ、他の職員に任せ切りだっただろう。鮭のリクエストを聞き入れ、昨日の食事は多かったかもとは云え、流石に其れだけだと物足りず味気ないだろうと、具材候補を加えサイズ調整加減も気遣って。)
___
本当ですか!最後まで楽しませれて良かったです。
ケリルであれば、やっとお友達若しくは恋人になれてハッピーエンドかと思いきや、美味しく食べられちゃう、とか葛藤しながら共に過ごしていく、のもこう云う展開が大丈夫でしたら良いなと思っております。ケリルは、お友達若しくは恋人になって情が湧いた方が美味しく頂けそう、なところがあるので。
因みに他に交流したい職員はおりますか?
レドもメイン指名にしたら新たな一面を見れますので、またの機会があれば是非。