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>>41 【　サキ　】＃リーフォ

そうだな。…君の為ならそんな傷、厭わないんじゃないか。
（見守らせていると、見詰め首を傾げる横顔を眺めていれば、相手も傷に気付いた事で肯定する。群生した花は水を与えられた事で水滴による此処からでもキラキラと通常より輝いて見え。後姿の仕草だとしても、誇らし気なのが窺える。彼《ヴァロ》は屈んでいた姿勢から腰を上げ立ち上がり様に振り返ると、其処で漸く見に来ていた２人に気付き。吃驚するように双眸を瞠り、傷を負った片腕を押さえながらも、構わず片手を振り甘い笑みを向けて。）